オイル関連グッズマメ知識
クルマを長持ちさせるかどうかはオイル次第
クルマを走らすには、金属部品の潤滑や作動のために、そして摩擦抵抗を減らし磨耗も防止する役割を担うために、多くのオイルが使われています。
経過とともに能力が落ちてくるのはもちろんですが、注意したいのは使われなくても酸化して劣化してくること。
オイルの使用限度は、走行距離と使用期間がマニュアルに記されています。いつでも最高の性能を発揮できるように、走行距離と使用期間を遵守することが、クルマを長持ちさせ好調に保つ秘訣です。
マメな交換を心がけよう
オイルには、エンジンなどの潤滑に使われるものをオイル、ブレーキやパワーステアリングなどの作動に使われるものをフルードと呼ぶこともあります。エンジンを保護したり、ブレーキを作動させたりなど、重要な役割を担っています。
日頃からオイルのメンテナンスを心がける……。クルマを大事にする大事なポイントです。
エンジンオイル
エンジンを守り、パワーを引き出す
ピストンとシリンダーに膜をつくり爆発パワーが逃げるのを防ぎ、回転部分でも潤滑の役割を果たして摩擦による焼け付きを防止しているエンジンオイル。オイルがなければエンジンはすぐにダウンしてしまいます。
過酷な条件で働いているエンジンオイルの寿命は決して長くありません。高温にさらされ、ガソリンが燃えるときに発生させるカーボンを吸収したりなどで、使い物にならないサラサラの状態になっていきます。クルマのためにも早め早めの交換が肝心です。
粘度、車種などの違いで、種類も豊富
オイルには、10W-30などの数字が表示されています。数字が高くなればなるほど粘度があがり、抵抗も増してきますが、外気温の高い夏場に威力を発揮します。さらに、ガソリン車、ディーゼル車によっても使えるオイルも違ってくるなど多くの種類があります。成分の違いで化学合成オイル、鉱物オイルなどの種類があるのでその数は非常に多くあるのです。 オイルを変えただけでエンジンの音やパワーが違ってくるので、自分の車種、カーライフにあったエンジンオイルを選びましょう。
その他オイル
エンジンオイルと同じくらい、重要なオイルがある
ハンドルを切る、ブレーキをかけて停止する、スムーズに発進、加速する……。クルマは、ほとんどの操作にオイルを使っています。それぞれのオイルは、潤滑や冷却、作動のために熱に耐え、厳しい仕事を確実にこなしています。しかし、オイルは熱や空気に触れると酸化し劣化してしまい、働きが衰えてきてしまうののも事実。坂道でブレーキが利かなくなったら・・・考えただけで恐ろしくなります。
ハンドルが重くなったから、異音が出はじめたから、では遅すぎることを覚えておいてください。定期的なメンテナンスを心がけることで万一の事故を未然に防ぐことができます。
車検、1年定期点検を目安に交換
エンジンオイルはこまめにチェックするのに、パワーステアリングやトランスミッション、ブレーキのオイルは、あまり気にしないという方がほとんどです。劣化しているのに気づきにくい、走りもあまり変わらないから気づきにくいということがあるからでしょうか。
たとえば、オートマチックのミッションオイル(ATF)を長く使い過ぎると、交換不可能になることもあります。ATFとパワーステアリングオイルは2年、ブレーキオイルは1年ごとに変えるということで、オイルのメンテナンスは万全です。
オイル関連用品
汚れたものは取り替えて、汚れにくくするオイルエレメント
エンジンオイルは、走行するごとに汚れていきます。オイルエレメント(フィルター)は、その汚れをろ過して汚れを取り除き、エンジンにキレイなオイルを供給するのが役割です。永く使用していると、汚れでフィルターが詰まり汚れを取り除けなくなってクルマに悪影響を与えるので、定期的な交換が必要です。
簡単にエンジンの性能を引き出だせるガソリン・オイル添加剤
ガソリンやオイルに入れるだけで、簡単にエンジンの性能を引きだせる便利なものがあります。それがガソリンやオイルの添加剤。ガソリン添加剤は燃焼効率の向上につながり、オイル添加剤はエンジンの回転をスムーズにし、パワーアップに貢献します。手間がかからず、しかもわずかなコストで大きな効果が期待できますので、お勧めです。